2011年12月08日
12月4日の日経新聞朝刊【世界いまを刻む】の欄に
『スター農家 食の都席巻』、パリ、広がる日本流-食材にこだわり、
というような見出しで大変興味ある記事が大きく載っていました。
華やかなスター料理人を輩出する食の都パリで、腕利きシェフに優れた食材を提供する『スター農家』が登場し脚光を浴びているという内容。
パリ近郊の日本人農家、山下さんとマルシェでも大人気のジョエル・ティエボーさんの2人が取り上げられていました。
昨今、フランス人もこれまでは目にとめなかった「食材」に注目し始めたようで、これは素材にこだわる日本の食文化の影響があるようです。
お二人に共通する点は、”シェフの考え、意見を聞き、栽培方法を工夫する”というまさにカスタムメイドなやり方。
そのため、丹精込めての少量生産しかできないようです。
やはり、いつの時も本当にいいものにはそれなりの評価が付くものなのですね。。。
このお二人、予約の取りにくいパリの三ツ星レストランや老舗レストランの季節野菜を支えている有名人。
パリ高級住宅街16区イエナのプレジダン・ウィルソンのマルシェで2回ジョエル・ティエボーさんに会い、彼の作る野菜を見たことがあります。
彼のブースに陳列された野菜のクオリティーは別格!
販売している野菜すべてに付けられた分かりやすい表示(品種名、価格、コメント)や効果的にバスケットを使ったり高低差を付けたり、色合いを意識したディスプレイの仕方など、ファーマーズマーケット販売のお手本そのものです。
http://blog.livedoor.jp/natural6330/archives/52197995.html
http://blog.livedoor.jp/natural6330/archives/51839440.html
こんな細やかなところからも、野菜作りという仕事にかける情熱を感じました。