飾って、食べて、パンプキンを楽しもう!
カボチャと聞くと、私たち日本人は緑一色、扁平丸形、よく1/4カットで売られているあの一般的なカボチャをイメージされるのかと思います。 その昔米国に住んで、秋から出回るパンプキンの種類の多さにびっくりしました!学校でパンプキンの絵を描いた時、「私は緑のパンプキンしか描けなかったけど、お友達はみんないろんな形や色、大きさのパンプキンを描いていて、私だけ悲しい気持ちだったよ。。」と娘が言ったことを思い出します。 そんな頃から比べると、今ではずいぶんたくさんの品種のパンプキンに、この日本でも出会えるようになりました。 パンプキンを飾るのに、カービングはめんどくさい、難しいと思われる方も多いのではないでしょうか?? でもでも、カービングなんてしなくても、パンプキンをちょっと工夫して並べただけで、またたく間に素敵な秋が演出できるのです!日が短く、夕方もすぐ暗くなってしまう秋に、このパンプキンがまるで、お部屋や食卓、家の周りの照明のような役割をして、明るく鮮やかに私たちの暮らしを照らしてくれます。 ここでは欧米で、どのようにパンプキンデコレーションを楽しんでいるのかをちょっぴりご紹介させていただきます。
小型品種はガーランドにして、子供部屋やリビングの窓際へ。
レストランへ納品されている生産者さんは、秋のテーブルに置くメニューホルダーとして使ってもらっても!
こうまではおしゃれにならなくても、、、
色を統一して飾ると、、、
ぐっとスタイリッシュに。
カービングは難しくても、これならできそう。スパイダーの形に彫刻刀などで浅く傷つけて、オレンジ色の果肉を見せただけ。
バターナッツパンプキンなど円筒型品種と、扁平球形の品種を重ねて、キノコのように置いた楽しいデコレーション。
大型品種をごろごろと無造作に並べてかっこよく、テーブルセンターとして。
ちょっとだけ面倒ですが、カービングよりはずっと楽。鉢が入る大きさに上部を大雑把にくり抜いて、秋らしい菊などの花鉢をセットするだけ。
こうして飾って十分楽しんだ後は、食べるお楽しみ!
パンプキンサラダ、バターやオリーブオイルでの炒め料理、オーブングリル、スープ・シチュー・カレーなどの煮込み料理、パイ・パウンドケーキ・プリン・タルト・スフレなどのお菓子類、天ぷら・フリッターなどの揚げ料理、ニョッキなどパスタ生地に練りこんで、などなど応用範囲がとっても広く、毎日使っても飽きないくらい、いろいろな料理に使えます。 秋の収穫~冬の終わりまで、長期保存ができるというのもうれしい点です。
マッシュしたパンプキン、ホウレンソウなどの青菜を白身魚に添えて。
パンプキンスフレ。
パンプキンとケールがしんなり柔らかくなるまで、じっくりオリーブオイルで炒めて。
秋野菜のグリル-パンプキンやブリュッセルズスプラウト、キャロット、パースニップなど。
秋に向けて収穫するために、種まきは春3-5月。
一度にたくさんの品種を栽培するのは大変。秋のムードたっぷりに、ハロウィーンらしく怖そうに、かっこよくスタイリッシュにデコレーションできそうな、そしておいしい品種を、手始めに1-2品種タネまきしてみるのはいかがでしょうか?