4.栽培してみよう! ●種子 セリ科特有の、薄茶色、長さ5mmにも満たない細長い小さな種子です。 非常に細かいため、タネまきは慎重に、親指と人差し指の腹をこすり合わせるようにしてゆっくり撒きます。 発芽温度帯域は広く、気温15-25℃の春~夏の時期が発芽に最適です。 8月の気温30℃を超える猛暑期の種まきはよくありません。 **Johnny’s社サイトより引用 ●タネまきスケジュール ●タネまき 高さ5-10cmの畝を立てます。 条間20cmとし、深さ1cm弱の浅いまき溝を切ります。
親指と人差し指の腹をこすり合わせるようにして、細かい種子を一粒ずつ1-2cm間隔でまき溝に撒いていきます。時間のかかる、根気のいる作業です。 土はごく薄く、種子が見え隠れする程度にかぶせます。 種子を土で完璧に覆わないことが発芽の秘訣です。 上から板などを使って、軽く鎮圧します。 乾燥防止のため、もみ殻をかけて十分に水やりします。ミストシャワーやはす口を付けたジョウロで、せっかく撒いた種子を流さぬように丁寧に水やりします。 発芽するまでの約2週間は、乾かさないように注意してください。春先と秋口は、風が強く空気が乾燥する時期なので特に気を付けてください。 ●発芽~間引き 発芽したてのか細い芽が雑草に負けないように、この時期は特に念入りに草取りをします。 日照りが続く時期と重なるため、適度な水やりで乾燥を防ぐようにします。ただし、やり過ぎには注意が必要です。 【間引き1回目】 双葉が出た頃、3cm間隔に間引きます。 【間引き2回目】 本葉3枚の頃、5-6cm間隔に間引きます。 有機肥料を株の周囲に漉き込んで、根部に日光が当たらないように土寄せします。 【間引き3回目】 本葉5枚の頃、10-12cm間隔に間引きます。 有機肥料を株の周囲に漉き込んで、根部に日光が当たらないように土寄せします。 間引き菜は食用可能です。農薬を散布していないことが条件です。 これ以降、収穫までは2週間に一度のペースで根部に日光が当たらないように土寄せして、株の周囲は常に草がないように、土はフカフカの状態を保つようにします。 ●収穫 栽培後期-根部の肥大期は、水やりのし過ぎや肥料のやり過ぎは裂果の原因になります。 また、収穫が遅れることも裂果の原因に繋がります。 株元の茎を掴んで引き抜いてみて、理想的なサイズに生育したことを確認したら、根部を傷つけないように丁寧に収穫します。 ●収穫後の保存 冬場の貯蔵用として収穫した場合には、葉茎を根部との接続点ぎりぎりのところで切り落とします。 気温0℃、湿度98%の環境下で長期保存可能です。 5.スーパーフードの葉と根を食べよう! 柔らかな葉には、ビタミンA、食物繊維、ビタミンC、カルシウム、鉄分、ビタミンKなどの栄養素が豊富に含まれています。骨密度、視力、血流、肝機能、血圧、消化器系に良い効果をもたらしてくれると言われています。 カットして捨ててしまうのはもったいないほどで、ペーストソース、スープ、カレー、サブジ(インドの炒め煮)、天ぷら、スムージーなどに積極的に使ってみてください! バジルやパセリーの代用として気軽に使えます。 ● キャロットの葉のペースト https://yupitsvegan.com/carrot-top-pesto/
- ニンジンの葉茎は、茎に硬い部分があれば取り除く
- 大きめの鍋にたっぷりの湯を沸かし、1.の葉茎を入れて、再度沸騰してくる まで、火が均等にいきわたるようにさいばしでかき混ぜる
- 2.をザルに上げて、氷を入れた冷水に浸す
- 3.の水気をギュッとよく絞って、木のまな板の上に広げ、なるべく水気を切っ た後、細かく刻む。
- フードプロセッサーに、ニンニクのみじん切り、レモン汁、レモンの皮のすりお ろし、ミントの葉、青ネギのみじん切り、クルミと4.を入れて攪拌する
- フードプロセッサーの側面をヘラで何度かかき混ぜながら、5.にオリーブオイ ルを少しずつ入れてペースト状にしていく
- 塩、コショウで味を調え、足りないようならレモン汁を更に加えて、できあがり
根部は、色良し、風味良し、優しい甘みもあって、なおかつ栄養価抜群! ビタミンA-βカロテン、食物繊維、ビタミンK、カリウムなど、健康に良い栄養素が豊富に含まれています。 調理の仕方や切り方によって、様々な食感も楽しめます。 あらゆる調理法に対応できるので、レシピもそれだけ数多く存在します。【日本人における野菜の摂取量ランキング】では、常に上位にランクインする、私たちが日々たくさん食べている野菜です。 ● キャロットとビーツのスロー-調理法:和える https://www.marthastewart.com/341006/beet-and-carrot-slaw
- 大きなボウルの中に、オレンジのしぼり汁、オリーブオイル、ディジョンマスタード、赤ワインヴィネガー、塩、コショウを入れ、攪拌してドレッシングを作る
- ビーツの葉と根を切り離し、葉は5mm幅の細切りにする。
- ビーツの根は、皮を剥いて、スライサーで千切りにする
- 3.をザルに入れ、水に晒して、色素の流失が落ち着くまで水を流しっぱなしにしておく
- 4.をよく絞って、更にペーパータオルで水分をきっちりふき取る
- 1.のボウルの中に、ビーツの葉、千切りにしたニンジン、5.のビーツを入れて、ドレッシングでよく和える 食べる15分前に作っておくと、味がなじんでさらにおいしい
● スチームキャロット-調理法:蒸す https://www.marthastewart.com/1537506/steamed-carrots-lemon-and-sea-salt - 直径の大きな寸胴フライパンに1cmくらい水を入れて沸騰させ、塩を加える
- 縦に細く切ったニンジンを重ならないように入れ、蓋をして、中火にする
- 適宜、フライパンをゆすって、均等に蒸し上がるように加減する
- コリコリさも残り、柔らかさもあるような食感になるまで、4-6分間蒸す
- お皿に盛り付け、レモン汁とオリーブオイルを振りかけ、塩を散らす
● 艶々キャロット、タイムの香り-調理法:炒め煮 https://www.marthastewart.com/863971/glazed-carrots-thyme - 厚手の寸胴フライパンに、水を少々、ブラウンシュガー、バターを入れて沸騰させる
- 1.にベビーキャロットを投入し、火を弱め、蓋をする
- ニンジンが少しだけ柔らかくなるまで、約10分間加熱する
- 蓋を外し、時々混ぜながら、ニンジンが柔らかくなるまで更に約6分間加熱する
- タイムを散らし、1分間混ぜた後、火から下す
- 塩、コショウで味を調え、暖かいうちに盛り付ける
● キャロットのアグロドルチェ、ミントの香り-調理法:炒め煮 https://www.marthastewart.com/342165/carrots-agrodolce - ニンジンは、マッチ棒サイズに切る
- 厚手のフライパンに、ニンジン、オリーブオイル、塩、少量の水を入れ、強火で炒め煮する
- 沸騰させ、水分が蒸発するまで6-7分加熱する
- みじん切りにしたタマネギを3.に加え、1分加熱する
- 4.に砂糖を加え、よく混ぜて炒める
- 5.に赤ワインヴィネガー、塩、コショウを加え、ニンジンに照りが出るまで約30秒間炒める
- 火から下し、みじん切りにしたミントの葉を散らす
● キャロットフライ-調理法:揚げる https://www.marthastewart.com/265517/carrot-fries - ニンジンを拍子切りにする
- ニンジンにオリーブオイルをしっかり絡め、塩を少々振りかける
- 天板にオーブンシートを敷き、2のニンジンが重ならないように並べる
- 200℃に熱したオーブンで、20-25分間揚げ焼きする
● キャロットピュレ-調理法:茹でる https://www.marthastewart.com/334725/carrot-puree - ニンジンは1cm厚さの輪切りにする
- 鍋にニンジンを入れ、ひたひたになるくらいまで水を注ぐ
- 強火にかけ沸騰したら火を弱め、ニンジンが十分柔らかくなるまで、約20分 間茹でる
- ゆで汁は捨てずに取って置き、ニンジンはザルに上げる
- ブレンダー(マッシャーでつぶしてもいい)にニンジンを入れて、適宜ゆで汁 で滑らかさを調節しながら、塩コショウで味を調える
● カラフルローストベジ-調理法:焼く https://www.marthastewart.com/355562/roasted-vegetables - ニンジン、バターナッツパンプキン、ルタバガ、パースニップ、エシャロットを同じくらいの大きさになるようにカットする
- クッキングシートを敷いた天板に、1.の野菜を重ならないように並べ、ローズマリーの葉を散らす
- 2.にオリーブオイルを回しかけ、塩・コショウを振り、まんべんなく混ぜる
- アルミフォイルで蓋をして、200℃に熱したオーブンに入れ、時々混ぜながら野菜が柔らかくなるまで焼く
以上の全レシピの参考:http://www.marthastewart.com/ ここに記載のレシピは、海外のサイトで掲載されたものを簡潔に記しています。 画像はすべてオリジナル記事によるものです。
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