ケールを超えるスイスチャード - ナチュラル・ハーベスト

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ケールを超えるスイスチャード

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スイスチャードはケールブームの陰に隠れ、あまり目立つことのない野菜であります。いやいやしかし、実はびっくり！その栄養価の高さでは野菜界のスーパースターと言えるほどの存在なのです。

アカザ科のスイスチャードは、ビーツの親戚にあたるような野菜で、ビタミンA、C、K、マグネシウム、カリウム、鉄分が非常に豊富とされています。
ビーツは主に根部を食用にするのに対し、スイスチャードは地上部から上方に出た葉柄を食用にします。

品種に寄って多少の違いがありますが、葉には縮みが入ります。
また、軸の色は白、黄、ピンク、赤、オレンジ、黄などがあります。

スイスチャードの魅力は、以下のような点にあります。
◎栄養価が非常に高く、スーパーグリーンとして親しまれる
◎栽培が簡単
◎寒さ暑さに比較的強く、一度の種まきでほぼ一年中収穫が続く
◎パスタ、ソテー、スープ、キッシュなど幅広い料理に使えておいしい
◎カラフルで見た目がたいへん美しい
◎ベビーリーフからフルサイズまで、どの段階でも使える

●種子
種子の形状はビーツに非常に良く似た大きさと形です。
種子が固いので、一晩水に浸けると発芽しやすくなります。
発芽土壌適温30℃ですが、5-38℃の温度で発芽するため、比較的時期を選ばず種まきできます。

**Johnny’s社サイトより引用
初春まきの場合は室内の苗床やポットに、春〜初夏・晩夏〜秋まきの場合は直まきします。

●栽培
直まきの場合、30cm間隔に6粒を目安に、1cm深さでタネを撒いていきます。条間は45-60cmとします。生育に従って10-15cm間隔に間引きます。
酸性土壌では生育が悪くなりがちなので、石灰を多めに入れた土壌で栽培して下さい。

●収穫
芽が出てくれば、どの段階からでも収穫は可能です。
ベビーリーフとして、根こそぎ収穫せず、株元から若葉を順次摘んでいくようにすると、すぐまた葉茎が再生して、ほぼ一年中収穫が続くようになります。

主に出荷用として、初期の段階は収穫を控えめにし、大株にしてから収穫する方法もあります。

使う料理に合わせて、収穫するサイズを選んでください。

●食べ方
ホウレンソウと同様の調理法で、同様の料理に使えると思って気軽に使っていただいて大丈夫です！

◆スイスチャードのおひたし

通常のおひたしを作る要領で、スイスチャードを茹で、水に浸してあら熱を取り、水気を絞って、適当な大きさにカットする。醤油と鰹節を適宜からめて味付けする。
カラフルなスイスチャードを使えば、地味なおひたしが、とたんにスタイリッシュに大変身！

◆スイスチャードのリガトーニ

ニンニク、エシャロットをオリーブオイルで炒めて香りを出し、スイスチャードを入れて柔らかくなるまでソテーする。リガトーニ（その他パスタでもOK）を絡めて、塩コショウで味付けする　。

◆スイスチャードとレンズマメのスープ

オリーブオイルで玉ねぎをよく炒め香りを出し、鍋にオレガノ、タイム、トマトペースト、トマト缶、洗ったレンズマメを入れ、ひたひたの水を加えてよく煮込む。沸騰したら、スイスチャードの軸を入れて柔らかくなるまで煮込み、その後スイスチャードの葉を入れて再び煮る。レンズマメとスイスチャードによく火が通ったら、仕上げに、レモン汁と塩コショウで味付けする。

◆スタッフドスイスチャード

スイスチャードの大きな葉と、美しい葉脈の色を活かして、こんな詰め物料理にもお使いいただけます。
葉は沸騰したお湯でさっと5秒ほど色よく茹でてから、ここでは細かく刻んだスイスチャードの軸やリーキで炒めたブラウンライス、リコッタチーズを詰めて巻き、オーブンで焼いて、トマトソースをかけています。
その他、ひき肉やマメ類を巻き込んでも良いと思います。

◆スイスチャードのキッシュ