ビーツを極める
1.品種を知ろう
品番クリックで商品ページへ固定種 | F1種 |
Detroit2 【V-501】 【Art.0221】 56日 | Merlin F1 【2758】 48日 |
Red AceF1 【125】 50日 | |
Detroit3 【V-502】 【013】 60日 | BoroF1 【3300】 50日 |
Titan F1 【440】 60日 | |
GrenadeF1 【V-504】 65日 |
固定種 | 固定種 |
Chioggia 【SSE0345OG】 【Art.0211】 【DBO11/13】 53日 | Boldor 【3121】 55日 |
Touchstone Gold 【2818】 55日 | |
ChioggiaGuardsmark 【25】 55日 |
固定種 | 固定種 |
Avalanche 【3631】 55日 | Egypt 【Art.0231】 【V-503】 【11/2】 【14】 54日 |
固定種 | |
Cylindra 【0113】 【11/14】 54日 | |
2.栽培する品種を選定するにあたって
3.栽培してみよう!
●種子
フワフワとした比重の軽い、同じくヒユ科のスイスチャードによく似た形状の種子です。正確には、画像のような茶色の粒は種殻で、この種殻の中に2-3粒の種子が入っています。種まきは、種殻ごと1個を撒きます。
発芽温度帯域は広く、地温7℃以上あれば発芽します。気温30℃を超えるような暑い時期の種まきはよくありません。従って、初春、初秋の種まきが最適です。
**Johnny’s社サイトより引用
●種まき
初春は、気温10℃を超えるような時期になったらすぐに種まきが始められます。
種子は硬いので、種まき前の一昼夜、水に浸してから撒くと発芽しやすくなります。
3-4年ヒユ科を栽培していない、日当たり、水はけのよい畑を選びます。
PH6.0-7.0の土壌が理想的です。
土を耕し小石を拾い、有機肥料を漉き込みふかふかの状態に整えておきます。リン酸成分が多めの肥料が効果的です。
条間は30-45cmとします。
5-7.5cm間隔の点まき、深さ1cmでタネを1粒ずつ丁寧に撒いていきます。
発芽までは、乾燥に注意して、丁寧に水やりをします。
●栽培
種殻の中に種が2-3粒入っているため、一ヵ所から複数の芽が出てきます。
草丈5cm程度になったら、間引きをして1本立ちにします。この間引き作業は必須です。
その後、生育に従って最終株間は7.5-10cmとします。
●栽培のポイント
◎株元への土寄せ
株元の周辺をこまめに中耕し、ふかふかの状態を保つようにすると、ふっくら形のいい根部が収穫できます
◎栽培期間を通して、土壌を乾燥させない
春先と秋からの栽培は、乾燥した気候が続きます。土壌は適度に湿り気ある状態を保つようにして、みずみずしいふっくらとした根部を育てます。
●収穫と保存
種まきから、春まきで約60日、秋まきで75-20日が収穫の目安です。
欧米では、なるべく小さめのビーツが柔らかくて水分があり良いとされており、直径5cmが理想的な大きさです。それ以上を超えると、果肉が木質化したように硬くなり、ジューシーさがなくなりおいしくありません。
日本で売られているビーツは、全般的に少し大き過ぎると言われます。
フォークなどの農具、もしくはなるべく根部を傷つけないようにしながら株元を両手でしっかり握って収穫します。
秋の収穫後は、葉茎を2.5cm残したところで切り落とし、根部を洗って土を落とし、湿度95%、温度2℃の冷蔵庫内で保存すると、6ヵ月ほど保存できます。
4.食べてみよう!
生育初期の若くて柔らかな葉は、栄養価が非常に高いと言われています!
独特の風味があってとてもおいしいので、ぜひホウレンソウと同じ調理法で食べて下さい。
根部は、茹でる、蒸す、オーブンでローストする、煮込む、生食する、など幅広い調理法で、何通りものレシピがあります。
『幅広い料理に使える』、『インスタ映えする』、『栄養価が高い』、これぞ文句なしの“万能野菜”です!
特に赤色のビーツは調理の際、手やまな板が真っ赤になるので、調理用手袋をする、まな板にクッキングペーパーを敷く、などの対策をとると調理が手早くできます。
◆超簡単!ビーツ-エアルームトマトサラダ
https://www.marthastewart.com/907476/tomato-beet-salad
1.オーブンを200℃で予熱する。
ビーツをアルミフォイルできっちり包み天板にのせ、オーブンで約75分素焼きする。竹串がすっと通るくらい柔らかくなればいい。
2.柔らかくなったビーツを冷まし、ペーパータオルで包んで擦るようにして皮をきれいに剥く。
3.色とりどりで大きめのエアルームトマトをスライス、ミニトマトは半分にカットする。2のビーツは、スライスする。
4.トマトやビーツを彩りよくお皿に並べ、上からフェタチーズ、コリアンダーの葉、オリーブオイルを廻しかける。
5.仕上げに塩コショウで味を調える。
◆時短料理!ゴールデンビーツスロー
https://www.marthastewart.com/348500/golden-beet-slaw
1.オリーブオイル、赤ワインヴィネガー、オレンジの皮(無農薬)の千切り、オレンジジュース、塩、コショウを攪拌して、ドレッシングソースを作る。
2.ゴールデンビーツの皮を剥き、マッチ棒サイズにカットする。青ネギは斜め薄切り、コリアンダーは細かく刻む。
3.2の野菜を、1のドレッシングで良く和えて、できあがり。
◆捨てないでビーツの葉!ビーツの葉のパスタ
https://www.marthastewart.com/331824/pasta-with-beet-greens-blue-cheese-and-h
1.フライパンにオリーブオイルを入れて軽く熱し、ニンニクのみじん切りを加え約30秒間、弱火でニンニクの香りを立たせる。
2.ビーツの葉のざく切りをフライパンに入れ、約2分間、しんなりしてくるまで炒める。
3.茹でたパスタ、ここではヘーゼルナッツとブルーチーズ、パスタの茹で汁を適宜加えて、チーズのクリームソースで絡める感じで炒め合わせる。
4.必要ならば塩で味を整え、仕上げにオリーブオイルをふりかける。
(ヘーゼルナッツとブルーチーズでなくても、アーモンドやクルミと他のチーズ、またはベーコンなど、アレンジは自由自在!)
◆スーパーヘルシー!ローストビーツ、枝豆、ルッコラのサラダ
https://www.marthastewart.com/1050537/roasted-beets-edamame-and-arugula
1.オーブンを220℃で予熱する。
丸ごとのビーツに軽くオリーブオイルをまぶし、アルミフォイルできっちり包み天板にのせ、オーブンで約60分間ローストする。竹串がすっと通るくらい柔らかくなればいい。
2.柔らかくなったビーツを冷まし、ペーパータオルで包んで擦るようにして皮をきれいに剥き、スライスする。
3.オーブンの天板にクッキングペーパーを敷く。サヤから取り出した枝豆を並べ、軽く塩コショウ、オリーブオイルをまぶし、オーブンで20-25分間軽く色づくまでローストする。
4.ヴィネガーとオリーブオイルを攪拌してドレッシングを作る。
5.ルッコラ、バジルの葉、枝豆、ビーツをドレッシングで和え、仕上げに塩コショウで味を調える。
◆王道で簡単!ビーツとジャガイモのボルシチ
https://www.marthastewart.com/332313/roasted-beet-and-potato-borscht
1.ビーツとジャガイモは皮を剥いて一口大に、エシャロットは粗みじんに切る。
2.ベーキングシートを敷いた天板に、1の野菜を重ならないよう平らに並べ、タイムの枝を数カ所におき、オリーブオイル、塩コショウを振りかける。
3.200℃に予熱したオーブンで約45分、ビーツとジャガイモが柔らかくなるまでローストする。
4.タイムの枝を捨て、その他の野菜を全て鍋に移し、鶏で出汁をとったスープを注いで煮込む。
5.マッシャーや木のスプーンの背を使って、野菜を押し潰し、スープにとろみを出す。
6.仕上げに、赤ワインヴィネガーと塩、コショウで味を調える。
7.器に盛り、サワークリーム、チャイブやアサツキなどの青ネギ、イタリアンパセリーをトッピングする
◆保存が効く!ビーツのピクルス
https://www.marthastewart.com/333220/pickled-beets
1.赤、黄のビーツは丸ごと、それぞれ別々の鍋で水から茹で、竹串がスッと通るくらいの柔らかさにする。大きさにも寄るが、30分以上かかる。
2.ザルに上げて粗熱を取ったビーツは、色ごとに分けて皮を剥き、5mm厚さの輪切りスライスにする。色ごとに別々の保存容器(酸に反応しないビンやホウロウなど)に入れる。
3.2にスパイス、ローリエの葉を入れる。ここで使っているスパイスは、ディルシード、イエローマスタードシード、コリアンダーシード、フェヌグリークシード、クローブなどですが、お好みのものでよい。
4.鍋に水、白ワインヴィネガー、砂糖、塩、白ワインを入れ、沸騰させる。すぐにビーツの入った保存容器へ、均等にひたひたに注ぎ入れ、ビーツがピクルス液に浸かるようにする。
5.冷ましてから容器のふたをして、冷蔵庫で7-10時間寝かせた後、食べる。
食べる時には常温でも、冷たいままでもよい。冷蔵庫での保存は約3週間可能。
以上の全レシピの参考:
http://www.marthastewart.com/
ここに記載のレシピは、海外のサイトで掲載されたものを簡潔に記しています。
画像はすべてオリジナル記事によるものです。