アンティークベジタブル/Seakale【0212H】

シーケールはかつてイギリスで、1800年代ヴィクトリア王朝時代のキッチンガーデンでよく栽培されていた一般的な野菜です。
しかし、今日ではほとんど見かけることのない野菜となってしまいました。
北アイルランドやノルウェーの海岸沿いの砂地でも自生が見られます。　

根を張って広がる宿根草で、アスパラガスやルバーブのような野菜だと考えれば、解りやすいのかと思います。
冬に地上部は枯れてなくなっても、春にはまた芽が出てくるような、寒さに非常に強い植物です。
発芽が難しいだけで、栽培は容易ですが、根が張り数年に渡って栽培できる場所の確保が必要となります。

若い茎は初冬から遮光して、ホワイトアスパラガスのように仕立てるのが人気で、価値の高いものとされます。
この栽培には手間がかかるため、ヨーロッパでも希少で高値が付きます。
ホワイトアスパラガスのような、セロリの新芽のような、デリケートな風味と例えられます。
日本のウドのような感覚で栽培する感じです。
**参考サイト：https://www.producebusinessuk.com/purchasing/2015/02/01/cultivated-sea-kale-arrives-on-the-menu

茎はアスパラガス同様の調理法で、葉はケールやホウレンソウと同様の調理法で食べられます。
大きくなった葉は、苦みが出たり硬くなることがあります。
清楚な白い花もエディブルフラワーとして食用可能です。

◆種まき：2-3月
◆収穫：種まき翌年春以降から
◆粒数：20粒
◆草丈：75cm
◆発芽率：％