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ホームイタリア野菜の貴公子 フェンネル

1.こんな野菜です、フェンネル!

2.品種を知ろう

3.ベストなまきどきはいつ?

4.各段階における栽培のポイント

5.栽培してみよう

●種子
セリ科特有の、薄茶色、長さ5mmにも満たない細長い小さな種子です。
発芽土壌温度は15-30℃、25℃前後が最も理想的です。

**Johnny’s社サイトより引用

●種まき
定植予定の4-6週間前を目安にタネまきを始めます。

2.5-5cm角のセルトレイに、3粒/セル、深さ5mmでタネを撒き、うっすら覆土します。
発芽までは土壌温度15-30℃を保ち、乾燥に注意して丁寧に水やりします。

●育苗~定植(生育適温15-30℃)
発芽したらすぐに間引きをして、良い苗を1本/セルにします。
発芽後すぐは、厳しい高温多湿時期です。
遮光ネットの利用や、風通し良くして、なるべく涼しい環境で育苗してください。

種まきから約4-6週間が経過し、本葉5-6枚になった頃が定植のタイミングです。
肥沃で、日当たり、水はけの良い、pH6.5-7.5の土壌が理想的です。
ディルやコリアンダーとの混色は避けてください。

フェンネルは根のダメージに敏感な植物です。
土壌は十分に深く耕し、根部を傷つけないよう、丁寧に作業を進めてください。
条間50cm、株間25-30cmで定植します。
このころはまだ、暑さがある時期なので、植え付け作業は、夕方少し涼しくなった頃から始めるのをおすすめします。
定植が終わったら、はす口を付けたジョウロや柔らかい水の出るシャワーで、たっぷりと水やりします。

●株元の軟白栽培
軟白栽培の作業は必須ではありません。
より白くて、甘みのある良球を収穫したい場合は行うことをお勧めします。

株元のバルブが鶏卵くらいの大きさになった頃から、バルブを土で覆うようにして、株元に土寄します。収穫まで、この作業をこまめに続けます。

根が肥大する栽培後半は、乾いたら水やりする程度で、乾燥気味に管理します。
また、この時期は肥料を与える必要もありません
こうすることで、根の急激な肥大を防ぎます。

●病害虫
健全に育ち、さほど病害虫の心配はありませんが、アブラムシとコナジラミが付くことがあります。

●収穫
バルブがテニスボウル大になった頃から、いつでも収穫可能です。
よく切れる刃物を使って、地面すれすれのところを水平にカットして、バルブを傷つけないように収穫します。
出荷の場合には、
葉も料理に使えるため、葉茎をある程度付けた状態で切り落としてもいいですし、【図1】
保存したい場合には、葉が萎れやすいので、バルブから2.5-5cm上を残した位置で短く茎を切り落とします。【図2】

図1
図2

●保存
収穫後すぐに茎を短く切り、葉をできるだけ取り除いた状態で、湿度95%、温度0℃の冷暗所で約1週間保存できます。

6.食べてみよう

アニスやリコリスのような気品あふれる西洋の香りと、セリ科野菜特有のこぎみよい歯ごたえ、噛みしめた時にほんのり感じる甘み、その全てが今までの日本野菜にない感覚、極上のおいしさです!

生食ではサラダ、ピクルス、スロー、加熱料理では蒸し煮、ロースト、スープなど幅広いメニューに絶大な風味をもたらしてくれる野菜です。

◆生食・・・フェンネルとオレンジ(ユズ、ミカン)の冬サラダ

https://www.marthastewart.com/334019/fennel-and-orange-salad

  1. フェンネルは縦半分に切ってから、くし切りにする
  2. 皮をむいてくし切りにしたオレンジ、1のフェンネルをお皿に盛りつける
  3. 半分にカットしたオレンジ(ユズやミカンでもいい)を握り絞り、2の上に回しかける
  4. オリーブオイルを回しかけ、塩、コショウで味を調える

◆漬物・・・フェンネルのピクルス

https://www.marthastewart.com/318034/pickled-fennel

  1. 保存ビンは事前に清潔に洗って、しっかりと水けをふき取り、乾燥させておく
  2. フェンネルをきれいに洗い、バルブに茶色い部分があれば取り除き、薄く輪切りスライスする
  3. 無農薬オレンジ(無農薬ミカンでも良いと思う)のできるだけ外側に近い皮を、薄く細長く剥ぐ
  4. 水、塩、ホワイトヴィネガー、砂糖を入れて煮立たせる
  5. 4が煮立つまでの間に、保存ビンの高さの半分までフェンネルを入れ、3の外皮とスターアニス(香辛料の八角)を2個/ビンに入れる
  6. 上からまた残りのフェンネルを詰め、清潔なスプーンの背などを使ってしっかり押し込み、ビンの口より下2cmを空けた状態まで詰める
  7. 4の熱いピクルス液を、フェンネルより5mm上に浸かるまで注ぎ、ビンの口はしっかり蓋をする
  8. そのまま冷めるまで待ってから、冷蔵庫に入れる
  9. 3-5日の間で食べてしまうように!

◆スープ・・・フェンネルとリーキの冷製スープ

https://www.marthastewart.com/1158574/chilled-fennel-and-leek-soup

  1. フェンネル、リーキの白軸部分、薄くスライスする
  2. 玉ねぎは粗みじん切りにする
  3. 鍋にバターを熱し、2の玉ねぎとフェンネルシードを塩、コショウで約10分間、玉ねぎが透き通るまで炒め、ニンニクのみじん切りを入れて更に2分焦がさないように炒める
  4. 1のリーキと、フェンネルのスライスも入れ、全ての野菜がしっとり柔らかくなるまで更に10分炒める
  5. 4に鶏がら出汁を注ぎ入れ、沸騰するまで加熱する
  6. 5を、なまぬるい状態まで冷まし、ブレンダーに入れて、舌触り滑らかになるまで攪拌する(熱いまま攪拌すると大変危険)
  7. 密閉容器に入れて、冷蔵庫で4時間以上冷やす
  8. 盛り付ける時には、塩、コショウ、お好みでペルノなどの洋酒を数滴垂らして味を調える
  9. 最後に、みじん切りにしたチャイブを散らしてできあがり

◆蒸し煮・・・フェンネル&フィッシュ

https://www.marthastewart.com/315796/fish-and-fennel

  1. フェンネルは縦半分に切り、縦に薄切りする
  2. 中玉トマトはさいの目切りにする
  3. 厚手のフライパン(スキレット)を熱し、オリーブオイルと薄切りにしたニンニクを入れて香りを出し、1のフェンネル、2のトマト、塩、コショウ、皮を剥いてスライスしたレモン数枚を入れて、水を足し、蓋をして蒸し煮する
  4. 6-7分経過し、トマトがいい感じに煮崩れてソースになったところで、塩コショウをした白身魚を3に入れる
  5. 更に10-15分加熱して、白身魚に火が通ったらできあがり

◆焼物・・・ローストフェンネル、タイム添え

https://www.marthastewart.com/317996/roasted-fennel-with-thyme

  1. フェンネルはよく洗って、適当な大きさのくし切りにする
  2. 大きなボウルに、1のフェンネルを入れて、フェンネルに塩、コショウ、タイムの葉、オリーブオイルがよく絡まるように和える
  3. オーブンシートを敷いた天板に2のフェンネルを重ならないように並べ、200℃に熱したオーブンで50-60分ローストする
  4. 仕上げにレモン汁をかけ、塩で味を調える
  5. 肉や魚の付け合わせにどうぞ!

◆焼物・・・フェンネルとジャガイモのベイク

https://www.marthastewart.com/312909/fennel-and-potato-bake

  1. オーブンは200℃に予熱する
  2. フェンネルは縦半分に切ってから、薄切りに、ジャガイモもできるだけ薄くスライスする
  3. グラタン用の耐熱角皿に、ジャガイモを1段、フェンネルを2段、間に塩、コショウ、チーズ(できればアジアーゴチーズ)、バターを散らしながら、この繰り返しで層を重ねていく
  4. 3の上から生クリームを全体に回しかけ、オーブンで約45分間、ジャガイモが柔らかくなるまで加熱する
  5. 最後に残りのチーズを散らし、チーズに茶色い色がほどよく付くまで焼く
以上、全レシピの参考:http://www.marthastewart.com/

ここに記載のレシピは、海外のサイトで掲載されたものを簡潔に記しています。
画像はすべてオリジナル記事によるものです。

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